
ジョジョの奇妙な冒険 第5部はまた第4部から打って変わって舞台はイタリア。
第4部から2年後ということで、序盤は第4部のキャラも少し登場する。
作品のボリューム的には3,4部程あるが、わずか10日間程度のできごとの話らしい。
またジョジョは英語では「JOJO」と書くが、イタリア語にはその発音がないので、
5部の間だけアルファベットで書く際は「GIOGIO」と書かれている。
ジョジョの奇妙な冒険
第5部「黄金の風」


「汐華初流乃」という少年を探して皮膚の一部を持ってきてほしいという内容。
しかしイタリアに着いてすぐの空港のタクシー乗り場で、
タクシーにだまされて荷物を盗られてしまう。

この運転手の正体が汐華初流乃で、イタリアでは名前の読み方をもじって

(初を「ショ」と読み、初流乃=ショルノ・汐華=シオ バーナという感じ)
康一から逃げたあとすぐ、イタリアのギャング組織「パッショーネ」の構成員、
涙目のルカに目をつけられ、絡まれる。案の定揉めてケンカになるも
スタンド

能力は物体に「生命」を与える(スキル名)というもので、
康一の荷物をカエルに変えていたが、涙目のルカがカエルを殴ると
その攻撃はそのまま跳ね返って、ルカ自身が重傷を負った。
ジョルノは無駄が嫌いな性格で「無駄はやめた方がいい」(変身後スキル名)は口癖。
康一はジョルノを発見するが軽くあしらわれる。
承太郎にはジョルノはスタンド使いだと報告。依頼の目的は
ジョルノがDIOの息子である可能性があり、皮膚でDNAを調べたいということだが、
その可能性は現実のもので、スタンド能力の発現もそのせいだった。
組織のチンピラ涙目のルカをやった犯人を探して、パッショーネ幹部の

問い詰められ、嘘をついてバックレようとするもバレて戦闘になる。
ブチャラティは汗の味で嘘をついてるかがわかるらしく、
「この味は!……ウソをついてる『味』だぜ……」
はこの時の有名なセリフ。
ブチャラティもスタンド使いで名は

物体にジッパーをつけ空間を作る(本体のリーダースキル名)という能力で、
つけたジッパーで別な物どうしを接続する(スキル名)ことも可能。
ゴールド・エクスペリエンスの生命を与える能力を人間にブチ込むと、
精神だけが暴走して超スピードで動いてしまい、体の動きをスローで感じ、
スタンドで殴られた際の痛みが超スローでじっくり伝わる地獄を味わう。
しかしその戦いの中で、子供にギャングのせいで麻薬が蔓延していること、
ブチャラティがギャングの一員だがそれに疑問を持っていることを感じると、
ジョルノはパッショーネに入団し、のし上がってボスを倒すのを決意する。
入団試験を受けるため、刑務所にいる幹部・ポルポに会いに行くジョルノ。
試験の内容は「24時間ライターの火を消さず、またポルポの元へ戻る」
というもので、簡単だと思われたが様々な邪魔が入り、1度消えてしまう。
火が消えると影からスタンドが現れ、あの

素質があるものはスタンド使いへ、ない者は死んでしまう。
こうやって組織に入る有能なスタンド使いを増やしているのだった。
ポルポのスタンドを倒して(スタンドは自動追尾タイプでポルポには影響なし)火を守り、
パッショーネの入団に成功したジョルノはブチャラティチームの一員となった。
入団試験の帰り際に幹部のポルポを殺し、その遺産を横取りして組織に納め、
ボスの信頼を勝ち取ったブチャラティチームはある日、
ボスの娘

その道中、組織の裏切り者がボスのことを探るため、トリッシュを誘拐しようと
次々と配下のスタンド使いに襲撃されるも、チームメンバーの力でなんとか撃退。
ついにはボス自ら現れるが、それは自分の正体がバレるのを防ぐため、
トリッシュを殺そうとしていたのだった。ブチャラティがその企みに気づき、
ボスのスタンド

キング・クリムゾンは時間を消し飛ばし、その間を自由に動ける能力だった。
その能力の前にブチャラティは敗れ、殺されるもなぜか生きていて、
ボスを裏切ってトリッシュを守り、ボスを倒すことを決意した。
トリッシュは親のことを何も知らず、なぜ自分が巻き込まれるのかわからなかったが、
父親のボスが自分を殺そうとしていることを知り、
「ギャングのボスの娘」という受け継いだ運命を乗り越える(LS名)ことを決意。
トリッシュにもスタンド能力が出現。名を

物体を柔らかくする(スキル名)能力を持っていた。
ボスに近づく一行だが、ボスの秘密・正体を知る人物から、
「コロッセオにいるので会いに来るように」との連絡を受ける。
それでもなお止まない敵の襲撃をなんとか退けつつ、コロッセオに行くと
待っていたのはなんと第3部に登場した

ポルナレフは弓と矢を探しているうち、パッショーネのボス

しかしなんとか矢を守ることに成功し、ディアボロの秘密を知ったので
ジョルノたちに伝えるべくコロッセオで待っていたのだった。
そのコロッセオに

ドッピオというのは二重人格者であるディアボロの分裂した人格(LS名)。
周りにある細いものを電話の受話器に見立て、心の中の
ディアボロの人格と1人で対話しながら攻撃してくる精神異常者だった。
ドッピオの時に出てくるスタンドがエピタフ(スキル名)といい、
数秒先の未来予知ができる能力を持っていた。要は
1.エピタフで未来予知をする(例えば自分が殴られたとする)
↓↓↓
2.殴られた時間を消し飛ばす。
↓↓↓
3.結果は殴られていないので自分は無傷
という、相手の攻撃をなかったことにできる無敵の防御力を誇る。
ディアボロはポルナレフの持つ

トリッシュを殺すためにコロッセオに来ていた。
そしてジョルノたちとディアボロの最終決戦に。
戦いの中、ポルナレフの

シルバーチャリオッツ・レクイエムに進化。
矢にはスタンドに刺さるとスタンドが進化するという能力があった。
シルバーチャリオッツ・レクイエムは自動で矢を守り、
誰も倒すことができなかったが、ディアボロが倒すことに成功し矢を手にした。
しかしその寸前、意識を取り戻したトリッシュが能力で手から矢を離させ、
ブチャラティの命懸けの攻撃で矢はジョルノの手に。

そこから先はゾンビ(?)となっていたがついに力尽き、魂は天に昇っていった。
ジョルノが手にした矢で

スタンドがゴールド・エクスペリエンス・レクイエムに進化。
能力は相手の意思・行動・結果をリセットし、真実に到達させなくする。
(すごくわかりにくいが、要するに攻撃してもリセットされ何も起きない状態になる)
そしてスタンドに無駄無駄ラッシュを食らい、吹っ飛んで敗北したディアボロは、
「死ぬ」という結果(真実)にならずリセットされるので、
永久に死ぬような目に遭い続け、死んで生き返り、死んで生き返り…を
繰り返す存在になってしまった。
そうして生き残ったジョルノは後を継ぎ、パッショーネのボスに就任するのだった。
(第6部に続く)
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